生活の風景
夢家での日常生活の様子を再び掲載していきます。お家では見られない笑顔や真剣に何かに取り組んでいる様子に、ご家族が驚かれる事もあります。出来るだけ多くの利用者の方のそんな表情を載せていきたいと思います。
なお掲載にあたっては、ご家族の同意を確認しています。
普段家で過ごすような自然な時間の流れ
庭先で日向ぼっこをしたり、編み物をしたり、趣味の絵を描いたり、と基本的には個々の在り方を尊重して自由に寛いでいただくことを心がけています。
自分の時間を自由に過ごしながら、けれど周りには顔見知りの人たちがいる安心感をもっていただきたいのです。
時には、皆でゲームをしたりテレビを見たりと、お年寄り同士が自然な関わりをもつお手伝いもしますが、基本は一人一人の自由です。
また、お年寄りによっては、本人の意思で簡単な家事などをやっていただき、集団の中で自分の役割を果たすという、家ではあまり味わえない人の役に立つ喜びや充実感を経験していただきたいと考えています。
そして衣服の着脱に困っている人がいればボタンをかけてあげるなど、お年寄り同士がお互いに助け合う生活を大切にしています。
少人数制(定員10名) 顔見知りの安心感
一人一人の状況に合わせた支援を行いたい、顔見知りの人たちの中で安心を感じていただきたい、そんな思いから少人数制を柱とする「デイハウス夢家」を設立しました。
お年寄り一人一人の生活歴やその日の状態などを考慮して、その人らしい豊かな一日を過ごしていただけるよう、私達はその手助けとして援助していきたいと考えています。
ご家族の立場に立ったサービス 生活のスケジュールに合わせる
ご利用者だけでなく、そのご家族の生活にサービスを合わせることを心がけています。
出来る限りご家族の負担が軽減されるよう、例えば送迎時間はご家族の希望される時間に極力合わせるよう、努力しています。
また、夢家では偶数月、「認知症の家族会」を催しています。そこでは普段の介護の様子、様々な福祉サービスの情報を交換することが出来ます。
同じように介護されている方の体験談を伺い、問題を一人で抱え込まずに仲間と思いを共有することはとても大切です。
デイサービスのご利用にあたって
*ご利用できる方
介護保険の認定を受け、認知症で、藤沢在住の方。
*営業日 月曜日〜土曜日(休業日 日・夏季・年末年始)
*サービス提供時間 10:00〜17:00
定員10名
「夕食付サービス始めました」
10時から19時のご利用になり、夕食を済ませてからのご帰宅になります。19時までは延長料金はかからないので、夕食代の500円がプラスされるだけです。共稼ぎの方、一人で介護されている方、介護者のリフレッシュの時間を増やしたい方など、このサービスを上手に使って介護にお役立て下さい。
認知症サポーター養成講座とは?
認知症を理解し、認知症の方やその家族を見守る、認知症サポーターの養成講座です。認知症の基礎知識を易しく紹介し、認知症サポーターが地域で何が出来るかを学びます。私のデイサービスの体験を含めてお話したいと思います。次回は10月6日、藤沢看護専門学校で行う予定です。また要請があればこちらから伺い、講座を開催しますので酒井までご連絡下さい。
夢家主宰
経歴
小学校教員を目指し、非常勤講師として勤務した後、サービス業など様々な仕事をする中で福祉の仕事に出会う。初め障害をかかえた人の施設で働き、その後特別養護老人ホームやデイサービスの生活指導員として経験を積む。独立し、デイハウス夢家を立ち上げる。
ちょっといい話
或る日友子さんが電話帳で自宅の番号を探している時、みつ江さんは大きな虫眼鏡を使って手伝い、二人で一生懸命探している姿は本当に微笑ましく感じられました。また或る時、コートのボタンを掛けらずにいる人を見るとみつ江さんは自分自身片麻痺なのに必死で手伝おうとしていました。結局酒井さん、見てやっておくれよ、となったのですが、たまたまその様子を見ていたお嫁さんは「あんなお婆ちゃんを見たのは初めて」と言って涙を浮かべていました。ハチャメチャなみつ江さんでしたが、皆を幸せな気持ちにさせてくれたみつ江さん、ありがとう。人間力ってすごいなあ、と実感したのでした。
夢家入り口
日常の様子を撮った一連の写真は、ご家族の同意を得た上で掲載しています。
ファミリーカフェを終えて
6月26日のカフェには、ご主人が奥様の介護をされている方が5組、奥様、娘さん、お嫁さんが介護されている方が3組で、皆さんご本人同伴の計16名の参加でした。今回は男女別のグループに分かれ、日頃の介護や専門医の探し方の苦労が話題になっていました。
ファミリーカフェを終えて2
介護されている方は、隣の部屋でスタッフと過ごしてもらいました。昼食は岡本さんのご主人手作りのカレーライスを全員で頂きました。一緒に食事をしていく中で、一人一人がお互いの介護の様子を自然に思い浮かべ、共感されているように感じました。スタッフも得るものが多かったようです。次回は8月28日です。どなたでもお気軽にご参加ください。
介護者相談コーナー
「祖父が家から出たがらないが、デイサービスは利用できるか?」
こうした方は意外に多く、継続した利用に結びつけられない場合もあります。夢家では介護者と相談の上、利用時間を短くして始めます。例えば昼食までの2〜3時間を1ヵ月程続け、その後1時間づつ延ばして様子を見ます。帰宅したがる時は介護者と相談の上で自宅まで送ります。無理をせず、根気よく続ける事で利用の目途がついてきます。
親父の介護報告
最近困っているのは、金銭管理が難しくなってきた事です。通帳も大事にしまい過ぎて見つからなくなり、現在は私が管理しています。十分と思われる小遣いを1週間毎に渡すのですが、通帳が手元にない事が不安になるらしく、日に数回電話をしてきて通帳を返せと迫ります。失くしたり高額商品を買わない為とはいえ、金銭管理は気が重い問題です。
犬のボランティアさん募集
夢家には開設時からモモ子というラブラドールレトリバーがセラピー犬として勤務していました。5年前に旅立ってしまいましたが、認知症の方達をとても和ませてくれました。また夢家で犬を飼う事は私自身体力的に難しくなったので、お散歩の途中に10分程夢家に寄って頂ける方がおられましたらとても有難いのですが。お願い出来る方はご連絡下さい。
場所 辻堂元町2-9-14
連絡先 0466-86-7277
担当 酒井
栗ご飯
秋の味覚、栗ご飯を楽しく美味しそうに食べているご利用者さん。静岡に住む父の友人から頂いた栗です。渋皮も丁寧に剥いてあったので手間いらずでした。皆さんに感謝して美味しく頂きました。